zeikouka.net - 税効果会計について簡単にやさしく解説

Description: 税効果会計について簡単にやさしく、図解を用いて解説。税効果会計を適用した場合の会計仕訳や損益計算書の表示、税効果会計を適用した場合の法人税申告書と損益計算書について等。

利益 (34) 仕訳 (11) 所得 (9) 税効果会計 (1) 一時差異 (1)

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税効果会計とは、 会計と税務にズレ がある場合において法人税等の額を適切に期間配分することにより 税引前当期純利益 と 法人税の額等 とを合理的に対応させることを目的とする 会計上の手続き いいます。 ※ちなみに当サイトの執筆者は法人税法に合格している現役税理士です。税効果会計は会計基準であるため通常、税効果会計の解説書には会計処理だけしか書かれておりませんが当方は税理士であるため当サイトでは税務手続きまでを含めた税効果会計の全体像を解説しております。

税効果会計の適用対象となる会社は主に 株式公開企業 です。 そして税効果会計の対象となるのは 一時差異 です。一次差異とは法人税の計算に際して加減算調整された 会計と税務のズレ です。一時差異には 将来減算一時差異 、 将来加算一時差異 があります。

税引前当期純利益1,000、 貸倒引当金繰入超過額 500、 実効税率 35%の会社があったとします。 この場合に税効果会計の適用がない場合の損益計算書は実効税率35%に対して52.5%もの法人税等が控除されて 当期純利益が475 と計算されます。 それに対して 税効果会計 を適用している場合の損益計算書は 当期純利益が650円 と、税引前当期純利益1,000から適正に実効税率35%に相当する法人税等350が控除されて計算されています。これが税効果会計です。

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