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・全編描写を見直しました(濡れ場や矛盾点、描写の統一など ・書き下ろしは30,000字を越える収録範囲のヒロインが全て登場するドチャクソボリュームとなっております。 ・収録部分は第一章から第四章までです。

全兵士へ告ぐ。機械帝国陸軍第八部隊作戦部、本部付き、アーヒム=レデルラード少佐だ。一四:○○現時刻をもって我が部隊はこの場所、"川向こう"の拠点建築を諦め、撤退を行う。繰り返す、"川向こう"の拠点構築は失敗だ。全員最低限の準備をして川を渡る準備をしろ。あの鉄の化け物が来る前にだ。逃げる準備ができたヤツからどんどん乗り込め。大丈夫だ、脱出艇の数は十分ある。とにかくこんなもったいないことで死ぬな。にげろにげろにげろ。アドラー准将とその取り巻きの皆様はとっくに一番艇に乗ってご避難されたぞ。逃げたってお前達を責める上官はもうどこにもいない。いいか、耳の奥がキンキンしてきたら要注意だ。全てをかなぐり捨てて舟に乗り込め。あの化け物が近くにいるぞ。よし三番艇のハッチを開放する。パニックになるなよ、冷静に逃げろ。ハッチ開放はこの俺ちゃんが責任をもって、的確に、そして最後まで完遂しよう。なーに心配するな。俺はあいつらの巫山戯た精神波には耐性がある、ミスなんかしないから、最後まで全うするから、だから――安心して逃げろ。ああ、そうだ、生きて帰ったヤツは俺の嫁さんに―― ――当時の避難放送を録音した、とある脱出兵士からの提供

西暦2012年。世は大転生時代!! 聞けば現実で居場所のない30歳童貞(魔法使い)達が異世界転生してハーレムの限りを尽しているらしい。良かった。30歳まで守り通して本当に良かった!! ならば俺も魔法使いの矜持を果たすべく、このご時世のご相伴にあやかろう。仕事を辞めて、人間関係を整理して、自殺名所の岬からDive to the Sky!! ――そんな1年後。