surgecraft.com - サージ/インパルス試験機 サージクラフト – 10ビット インパルステスター

Description: サージ/インパルス試験機の開発会社です。マニアックな技術屋がこだわりのインパルステスターを作っています。優れた高圧安定性と高い電圧分解能が特徴です。

トランス (73) モーター (73) コイル (44) 試験機 (24) テスター (22) 巻線 (14) サージ (8) インダクタ (5) インパルス (4) インパルス巻線試験機

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インパルス試験機では、 高電圧のインパルス応答をA/D変換器でデジタルに変え、波形を解析します。印加電圧は通常負極性の電圧ですが、インパルス応答は正負極性の電圧となります。 そのため、A/D変換器では両極性の電圧の捕捉が必要となり、電圧精度はそのビット幅の半分になります。また、広範囲での印加電圧を捕捉するためレンジ切り換え(段階的なゲイン切り換え)を行わなければならないので、有効ビットはさらに減ってしまい、最悪の場合さらに半分程度になってしまいます。このことは、8ビットのA/D変換器を使った場合、6ビットの電圧精度しか得られないことを意味します。6ビットは64ステップしかないので、 1.56%の分解能しかありません(例えば1kVの印加電圧では、その分解能は15.6V )。

近年、 より高品質、高精度が要求される中、8ビットのA/D変換器を用いたインパルス試験機(1.56%の分解能)でよい検査が行えるとは到底思えません。(実際、差分面積評価で1ターンショートが 0.5%以下の変動として表れることはよくあります。)弊社では、10ビットのA/D変換器を用いることでより高精度の検査を実現しています。