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大学院卒業後、念願の就職先への初出勤は胸がどきどきするほど期待と希望に溢れていました。しかし、労務相談にものってもらえず泣く泣く転勤することを選びました。

大学生活が6年(大学4年、大学院2年)と長かったため、“早く卒業して、経済的にも自立してバリバリ働きたい”と長い間思っていたのです。 入社当時は環境、先輩にも恵まれ、仕事・プライベートも充実して “あぁ、これが念願の理想の社会人生活か~”なんて思っていました。 特別お給料が高いわけではなかったけれど、それなりに贅沢できて、アフター6には都内のお洒落なカフェやレストランで食事をしたり、休日はショッピングや観光もしたりと、充実した日々を送っていました。 しかし、そんな時間はすぐさま過ぎ去り、入社1年もたたないうちに上司から “あ、来月から転勤が決まったから!大丈夫だよね?”とあっけなく一言。 それは今思い返せば、明らかに会社の経営が傾きだし、それとは比例して増える業務を処理する人間を送り込むためのものでした。 転勤を拒否すれば減給。行くか、減給か、辞めるか、選択肢は3つ。 社会人1年目の自分にとって減給は非常に痛手であり、辞めるにしても次の先が決まっていない。 もともとポジティブな性格だったのでそんな状況の中でも、 “まぁまだ若いし、いろんな経験させてもらえるって思って頑張ろう。”と自分に言い聞かせて新しい勤務先

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