現代の生活上の不安や悩みは増える一方です。 その原因は何かというと、大切なご先祖様に感謝の念を捧げる為の祈りを忘れてしまったことにあります。 子供は故郷を離れ都会に出てしまい田舎のお墓を守ることが難しい時代となった今、『墓終い』『仏壇終い』が当たり前になっています。 現代の仏間の無い生活では、祈りたくても祈る場所が無いのです。
ご先祖様から頂いた大切な命であることを忘れない為に、どうしたら祈りを取り戻せるのかと考えた結果、たどり着いたのが『リビングに祈りを』という答えでした。 子供達の生活に祈りを習慣化するため、リビングのサイドボードや本棚の一画、机やピアノの上など常に共に生活出来る場所に置けるA4サイズ程度に作りました。 毎日の「行ってきます」「ただいま」の挨拶と同じように祈れる場所を。 家に一人でも「行ってきます」「ただいま」を言える場所を。 そうすることで、自殺やイジメ、虐待が減っていくことを願っています。
現代は無宗教者が多い時代と言われていますが、私の考えは無宗教という言い方ではくくれないと思っています。 人は全てご先祖様から頂いた命なので、感謝してつながることが『敬神崇祖』これがすなわち宗教です。 宗派に属さずとも人は自分の宗教があり、自分の名前が宗教でいいと考えています。 祈るという事と宗教は別物です。