epsvcs.net - 介護福祉士の資格と適正

Description: 介護福祉士になるには養成施設を卒業するか、老人ホームなどで3年以上の実務経験を積んだ後に国家資格を取得する方法がある。しかし、この仕事の中身は向き不向きがはっきりとある。介護職の現場を見学し、決意をしてから取得しても遅くはない。

資格 (1571) 介護福祉士 (196) 適正 (21)

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介護福祉士は、社会福祉士と共に1987年に生まれた国家資格である。その背景には「寝たきりや痴呆の面倒は家族でみればいい」という発想の限界があり、介護の社会化という政治的課題があった。そこで高齢者や障害者をケアし、生活全般のサポートを行なっていく「介護プロ」の大量育成手段として、この資格が作られた。

資格ができてからたくさんの養成施設、専門学校が設立され、若い介護士が次々と誕生した。介護保険制度の導入で、その勢いはさらに加速した。また、一般企業の就職難や不況によるリストラの影響もあって、この資格を武器に介護職に転身を図る人たちもかなり増えた。

ただし、単純に介護職なら仕事の口が豊富にあるだろう、という程度の考えで志望するのであれば「甘い」と言わざるを得ない。仕事の中身そのものに向き不向きがはっきりとあるからである。事実、不況で仕事を無くした多種多様な人材が介護職に流れ込み、全体的に質が低下しているという厳しい指摘もあるのだ。