e-infofirm.info - 介護保険法の成り立ち

Description: 介護保険法が2000年から施行されたことで、利用者の自立支援や利用者本位のサービスが提供されるようになりました。また、介護保険法は、数年ごとに見直され、介護ニーズに合わせて地域包括ケアなどのサービスが追加されています。

制度 (79) 成り立ち (4)

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~2018年から変わった介護保険法について~

日本では少子高齢化の進行により、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合が急速に高まっています。そこで、新たに介護制度を抜本的に見直す必要があるとして、1996年に当時の連立与党3党の合意で介護保険法が1997年に制定され、2000年から施行されました。介護保険法は、介護保険制度を定めた法律です。制定前は自治体をはじめとする行政が主体となり、措置制度として介護サービスを提供。利用者には選択の自由がほとんど認められていませんでした。そこで、介護保険法では、高齢者の介護を社会全体で支えあう制度に改められたのです。

利用者本位のサービスを提供するために、介護計画書を作成するケアマネジャーを新設し、必要となる介護サービスを柔軟に選択できるようになりました。また、自立支援を掲げ、高齢者の自立に則した介護サービスの提供が行われます。さらに、社会保険方式を導入し、利用した介護サービス料金の1割?3割までの範囲内で自己負担します。