Description: 紅型作家新垣優香(あらかきゆうか)は、沖縄の伝統工芸である紅型の着物、帯、パネルを制作する若手の紅型アーティスト(紅型染め職人)です。沖縄(読谷村)を創作拠点とする新垣優香は、新進気鋭の紅型作家として活動しています。
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BINGATA ARTIST
紅型とは沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つで、 起源は13世紀ごろまで遡ると言われています。 アジア諸国との文化交流や本土の友禅などの影響もうけ、 今の紅型のベースになったそうです。 琉球王国時代には、国王や貴族など比較的身分の高い方々の 衣装(染色手法)として用いられていました。 江戸時代に入ると、一般でも袋物などの小物用生地として使用され、 明治時代からは主に着物や帯として普及してきました。 紅型の「紅」は色を表し「型」は模様を表しています。 シンプルな型紙からはじまる紋様に 南国の明るい日差しにも負けない鮮やかな色をのせていくことで 紅型は見る人のココロを魅了し、元気にしてくれます。
私が紅型をはじめたキッカケは、高校で染織デザイン科に入ったことです。 子供の頃から絵を書くのが大好きだったので、 紅型の鮮やかな色に惹かれてこの学科を選びました。 そこ頃はまだ伝統工芸という世界をあまり身近に感じていませんでしたが、 紅型作家として日々、紅型と向き合うなかで 伝統工芸であることの意義や素晴らしさを実感するようになりました。 私の根っこは、生まれ育った沖縄にあります。 これからも、一生、沖縄で紅型の創作活動を続けることに決めています。 先人から継承されてきた大切な伝統と時代に合わせた変化を組み合わせ、 私の伝えたい世界観を創作活動を通じて表現して行きたいと思っています。