96bst.com - 96(KURO)|黒染めステンレス食器

Description: 黒染めで新たな価値を。金属を黒く染める「黒染め」は、物に塗布する塗装と違い、太古からの自然現象に由来した、人体に影響のない染色技術です。この「黒染め」を用いて、料理を引き立たせる「黒い金属食器」という新しいテーブルウェアを作りました。

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一般的にはあまり知られていない金属の黒染め。 黒染めを施した製品を日常で使ってもらう事で、 もっと多くの人に黒染めの美しさを知ってもらいたい。 この先もずっとこの技術を残したい。 そう思っています。

「金属の黒染め」と聞いて、ピンと来る方はとても少ないと思います。 金属を染める?黒く染める? はい、その字の如く「金属の黒染め」とは、布を染めるように液の中に金属を漬けて黒く染める技術です。 それはどうやって? 黒染め液をぐつぐつ煮立てて、中に金属を入れ、化学反応を起こして黒く染めます。 その際に、金属の表面に酸化皮膜と呼ばれる膜ができ、黒くなります。 この黒い酸化皮膜は、簡単に言うと「黒サビ」です。 良く見る赤いサビは金属を脆くしてしまいますが、この「黒サビ」は金属を脆くさせる事なく、更に赤サビを防いでくれます。 その他に、黒くする事によって反射を防いだり、デザイン性をあげたりします。

塗装は製品に上塗りするのに対して、黒染めは内面への浸透部分も含めて1ミクロン(1mm/1000)の薄さで変色させています。 例えるなら塗装は「お化粧」、黒染めは「日焼け」というイメージが近いかもしれません。 物の寸法変化がないので、寸法を変えたくない精密部品にも施されます。 膜の厚さが非常に薄く、部分的にムラが出るなどの一方で、金属の風合いを生かした仕上がりが可能です。 光沢のある金属は光沢のある黒に。マットな金属はマットな黒に仕上がります。 黒染め液も日々変化し、物によって、処理方法によって、色々な表情を見せてくれます。 塗装のように均一な美しさはありませんが、黒染めにしか出せない味のある美しさ、使う人によって変化する面白味があります。

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