kuronuri-movie.com - 映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』公式サイト|3月25日(金)BD&DVD発売!

Description: あれから20年…暴かれたアメリカの闇。9.11同時多発テロの首謀者の1人として不当な拘禁された男は米国と闘う。激しい対決の果てに現れた驚愕の真実とはー衝撃の実話。

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2015年、全米が驚愕した。アメリカ政府による検閲で多くが黒く塗りつぶされた、ある男の〈手記〉が出版されたのだ。しかも筆者の男はその時、アメリカが設置したキューバのグアンタナモ米軍基地に収容されていた。異例尽くしのこの本は、またたく間にアメリカで大ベストセラーを記録し、その後、世界20か国で刊行された。 どうしても、この手記を映画化したいと切望したのが、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされ、名実ともに英国俳優の頂点に躍り出たベネディクト・カンバーバッチ。自身の製作会社でプロデューサーに専念するはずが、出来上がった脚本に感銘を受けて出演も望み、遂に歴史と国家の闇を暴く問題作を完成させた。 ナンシーには、『羊たちの沈黙』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞してハリウッドのトップ俳優を極めた後、監督・プロデュース業でも目覚ましい活躍を見せているジョディ・フォスター。情に流されず常にクールだが、心の芯は人間味にあふれたナンシーを堂々たる存在感で体現し、本作でゴールデングローブ賞を受賞した。モハメドゥには、カンヌ国際映画祭グランプリを受賞した『

2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)はアフリカのモーリタニア出身、モハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。9.11の首謀者の1人として拘束されたが、裁判は一度も開かれていない。キューバの グアンタナモ収容所 で地獄のような投獄生活を何年も送っていた。ナンシーは「不当な拘禁」だとしてアメリカ合衆国を訴える。時を同じくして、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から米軍に、モハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まる。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシー。ところが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、百戦錬磨のナンシーさえ愕然とする供述が記されていた──。

キューバのグアンタナモ湾にあるグアンタナモ米軍基地内に設置。同時多発テロ以降、米国がアルカイダ幹部やテロリストを収容するために設けられた。少なくとも15人の子どもを含む約780人がアフガニスタンなど南西アジア、中東やアフリカから連行され、司法手続きなしに厳しい尋問や拷問、長期拘禁を強いられている。この実態が明らかとなり、国際社会や人権団体からの非難が相次ぎ、2009年オバマ政権が閉鎖を表明したが難航、現在も実現には至っていない。