gujozome.jp - 郡上本染 渡辺染物店 | 手描き本染鯉のぼり・藍染・藍染体験 | 岐阜県郡上八幡

Description: 山懐に深く抱かれた城下町、郡上八幡に創業して四百三十年、藍染一筋にその伝統の工芸技術を継承し、昭和五十二年「岐阜県重要無形文化財」に指定されました。藍染は、草で青・紺色などに染めるもので、布を何回か浸して染めあげる江戸時代からの染色方法です。

のれん (101) 体験教室 (65) 藍染 (57) 暖簾 (47) 鯉のぼり (38) 草木染 (33) 郡上八幡 (26) 無形文化財 (4) 寒ざらし (2)

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冬の風物詩 鯉のぼり寒ざらし

正藍染は、タデ科の藍草を発酵させた「すくも」に、「灰汁」「石灰」などを混ぜ、それを土間に埋め込んだ甕の中で醸成させて出来た染め液で染色を行います。醸成された染め液は、いわば〝生きている状態″のため、湿度や温度に気を配りながら毎日撹拌しています。創業から欠かさず受け継がれた日々の技術も、正藍染の魅力の1つです。 今は、節句もののほか、お店の暖簾やタペストリー、お祭りの半纏、バッグや洋服、ストールなど、様々な製品を作っています。1点1点図柄を描き、天然染料で丁寧に染色をするため、職人による手染めの風合いが感じられ、また家紋や名入れなどの特注品も贈答用として喜ばれています。

鯉のぼりは、江戸時代に発祥した日本古来の風習です。「龍門と呼ばれる滝を様々な魚が登ろうとしたが、登れた鯉だけが龍になった」という中国の故事から由来し、人生における出世になぞらえて「鯉の滝登り」を節句の象徴としたのがはじまりです。もとは、江戸時代の版画にあるような一番大きな「真鯉」だけでしたが、明治時代あたりから「緋鯉(ひごい)」、そして昭和時代から「子鯉」が加わったものが主流になりました。今は、マンションの増加などに伴い、小さな鯉のぼりも喜ばれています。渡辺染物店の鯉のぼりは「カチン染め」という技法を使い、1点1点、目や鱗などの柄入れをするのが特徴的です。その糊を落とす「寒ざらし」は郡上八幡の冬の風物詩となり、国内外から毎年多くの観光客が訪れています。