attempt.co.jp - 関輝明行政書士事務所(熊本県行政書士会会員) | 株式会社アテンプト

Example domain paragraphs

海水位が上昇した場合の地図を簡易表示する「Flood Maps」というサイトがあります。NASA提供データが元になって作られたものです。 元データが必ずしも正確ではないため、結果はあくまでも目安でしかありませんが、これから家を建てたい人は、候補地の浸水リスクを知ることができそうです。 将来仮に海面が2m上昇すると、我が家から宇土市役所まではボートで行き来しなくてはならないみたいです。 もっともそうなる頃は市民ではなくなっていると思いますが……。 仮に海面が3m上昇すると、宇土半島は完全に島になりますし、熊本-新八代間の九州新幹線はオーシャンビューを楽しめる走行ができるようになります。 https://flood.firetree.net

仕事柄、法律関係の書籍(今読んでいるのは写真の本)を手にすることがありますが、紛争解決に役立つ知識の習得は、面白く感じる一方で読んでて楽しくはならないなという気持ちになります。善人が必ずしも権利を保護されるとは限らないわけで、良からぬことを企む小賢しい人には愉快なのかもしれません。こうした輩を相手にする法曹人には同情します。

川幡穂高著『気候変動と「日本人」20万年史』(岩波書店、2000円+税、2022年)は、古気候学や古環境学という学問分野があるということを知り、たいへん刺激的な本でした。海岸からさほど離れておらず、過去に浚渫や埋め立てが行われていない海底の表層堆積物を試料として酸素同位体比の化学分析を行い、過去の水温そして気温データ復元が可能となり、気候変動の歴史を知ることができるということでした。この同位体比分析の手法は、たとえば三角縁神獣鏡に含まれる鉛のそれを分析することで、出土品の産地の推定にも役立っています。日本人の由来については、ミトコンドリアやY染色体のDNA系統を追跡することで、その地理的起源が推定できます。文字記録が少ない時代の真実、つまり歴史の考証にいかに科学の知見が重要かという思いを持ちました。